国際環境保護団体「グリーンピース 虹の戦士号」辺野古沖停泊却下

辺野古へ直接振興費は「反対運動への対応」

菅義偉官房長官は6日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の
移設先とする同県名護市辺野古の周辺3地区に振興費を
直接支出する理由について「反対運動の方の違法駐車や騒音が激しく
住民の生活安定のために対応していく必要がある」と語った

菅氏は「反対の嵐で、3区の周辺にたくさん(人が)来ている
違法駐車や騒音など、生活に影響が出ている
今までも騒音防止事業などについては当然対応している」とも述べた

ただ、政権が振興費の支出の根拠として検討する「防衛施設周辺の生活環境の
整備等に関する法律」では、航空機の離着陸による
騒音の防止などが挙げられている
反対運動の「騒音」を理由にするのは異例である

デモ

3地区は名護市の辺野古、豊原(とよはら)、久志(くし)で
「久辺(くべ)3区」と呼ばれる
同市では稲嶺進市長が移設に反対しており、国から払われる
米軍再編交付金を受け取っていない
政権は市の頭越しに久辺3区に直接、今年度数千万円の
振興費を支出することを検討しているのである

50人鉄柵にまた拘束 辺野古ゲート前、弁護士「警察権の乱用」

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名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らが6日
米軍キャンプ・シュワブゲート前で行った抗議行動に対し
機動隊が機動隊車両と鉄柵で囲った場所に一時拘束する場面があった
警官が市民を拘束する行為について専門家は「不当な身体拘束だ」と指摘した

ゲート前では午前6時半ごろから約100人の市民らが基地内に工事車両の
進入を防ごうと抗議行動した
県警と警視庁の機動隊合わせて約120人が市民を排除
機動隊はゲート前に座り込む市民らを抱え
機動隊車両とフェンスの間の歩道に強制的に移動させた
約50人程度の市民らを機動隊員と鉄柵でふさぎ
車両が基地内に入るまでの約15分間拘束状態にした
機動隊に一時拘束された長堂登志子さん(65)=那覇市=は
「歩道を歩く自由を奪っている」と指摘
「まるで犯人扱いだ」と憤った
鉄柵で囲い込まれた中には取材中の本紙記者も含まれていたが
会社の腕章を示して記者であることを説明すると、鉄柵の外に出された

県警警備2課は「安全に最大限配慮して移動させるなどの措置を行っている
法令に抵触する行為が繰り返される状態が認められるので
その場合は関係法令に基づき適切に対処している」とした
池宮城紀夫弁護士は「座り込みの市民排除は警察権で是認されているが、
移動先で物理的に閉じ込めるのは不当な身体拘束だ
警察権を逸脱する職権乱用だ」と指摘した
一方、4日に公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された64歳の男性は6日午後
那覇地検の勾留請求を那覇簡裁が却下したため、処分保留で釈放された
(沖縄タイムズから)

一体、何を恐れているのか

名護市辺野古への新基地建設と表裏一体の環境破壊の不条理が
世界に発信されることを阻む政治的思惑があるとしか思えない
安倍政権は、国際環境保護団体「グリーンピース」による
キャンペーン船「虹の戦士号」(855トン)の
辺野古沖周辺への停泊申請を初めて却下した
申請窓口となった沖縄総合事務局は「海上での抗議活動などに
混乱が生じて安全確保ができない恐れがある」と説明したが
想定される具体的事例は一切示していない
根拠に乏しい恣意(しい)的通告だ
グリーンピース側は、安倍政権が新基地建設のために設定した
臨時制限区域から約1キロ離れた沖合に停泊すると伝えていた
船長は「立ち入り禁止区域に入る意図は全くない
大浦湾破壊を隠蔽(いんぺい)しようとしている」と反発している
工事を妨げる意思がないことを明確にした上で
離れた海域で環境破壊反対をアピールする停船申請を退けた
大浦湾の広さ、制限区域と停船予定海域の距離からすれば
却下判断は過剰反応にほかならない
表現の自由、集会の自由を根本から揺るがす
憲法違反のそしりを免れない異常な事態である
世界中の現場を巡る「虹の戦士号」が
停泊さえ認められなかったのは初めてという
グリーンピースは国連で非政府団体に与えられる最も
高い地位のの一つ「総合協議資格」を持ち、総会を含む
会議にオブザーバー資格で出席している
旗艦的存在の「虹の戦士号」の辺野古停泊は
2000年の沖縄サミット
05年、07年にはすんなり許可されていた
非暴力の抵抗を続ける市民を拘束する過剰警備に加え
安倍政権は平和的手段を用いたアピールさえ封じ込み、開き直っている
果たして日本は民主主義国家なのか
狭量極まる姿勢は、国の体制や政策に抗(あらが)う国民の
人権を抑圧する前近代的な独裁国家を連想させる
沖縄の民意を組み敷いて強行する新基地建設は
大浦湾の環境を破壊する
日本の“恥部”に国際的関心が寄せられることを避けたいのだろうが
安倍政権の判断は逆に世界に恥をさらすことになる
「安全を脅かしているのは軍事基地建設を進める日米両政府だ」
世界基準の普遍的価値観を示す船長の言葉が核心を突いている

辺野古9

国際環境NGOグリーンピースとは

グリーンピースは、環境保護と平和を願う市民の立場で活動する国際環境NGOである
問題意識を共有し、社会を共に変えるため、政府や企業から
資金援助を受けずに独立したキャンペーン活動を展開している

本部(グリーンピース・インターナショナル 事務局長 クミ・ナイドゥ)は
オランダのアムステルダムにあり、世界に280万の個人サポーターに支えられている
世界40カ以上の国と地域で活動し、国内だけでは解決が難しい
地球規模で起こる環境問題に、グローバルで連携して解決に挑戦することが強みである

国連の総合協議資格

「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」で
海洋生態系の保護を訴えるグリーンピース・ジャパンのスタッフ
また、国連では国際的なNGOに与えられる最も高い地位の1つである
「総合協議資格」が認められていて、総会を含むほとんどの
会議にオブザーバーの資格で出席している

このようにグリーンピースは、国際的に認められたNGOですが
環境破壊をする企業や政府に正面切って「NO」を突きつけるその姿勢から
批判の対象となることも多く、特に目立たない事をよしとする
日本においては誤解されることが多いのも事実である

念のためグリーンピースは、シーシェパードとは全く関係のない別の団体である

虹の戦士号

国連の「総合協議資格」とは

国連の「総合協議資格」とは国連経済社会理事会(経社理)との協議資格で
国連との間で相互利益的な作業関係を構築できるものである
協議資格には総合/特殊/ロスターの3種類があり、この資格を保有するNGOは
各国政府および国連事務局にとっての技術専門家、アドバイザーおよび
コンサルタントの役割を務めることで、 国連の作業プログラムと
目標への貢献を行うことができる
さらに総合協議資格を有する機関は、経社理の新たな検討事項を
提案することもでき、 国連、特別総会およびその他の政府間機関が
招集する国際会議へも招待される
例として、グリーンピース以外に「総合協議資格」を持つNGOには
セーブ・ザ・チルドレン国境なき医師団がある

グリーンピースの誕生

1971年に、アメリカの地下核実験に反対し
「船で実験場の近くまで行って抗議しよう」と集まった人々が
環境を守る「グリーン」と反核・反戦・平和の「ピース」を結びつけ
「グリーンピース」と名乗ったのが、グリーンピースの名前の由来である

コンゴ盆地の自然林は生物多様性の宝庫で住民にも生活の糧を提供しているが
近年では大規模なパーム油農園開発の危機に瀕している
この時、非暴力的な方法で環境破壊の現場に立会い
一般市民の目の届かないところで起こる環境破壊を多くの人に
知らせて世論を動かし、ついには核実験を終了させることに成功したのが
グリーンピースの最初の功績である
活動をともにしてきた船もいまでは3隻に増え、世界中を航行している

グリーンピースの活動において、企業や政府機関が対象となる場合があり
その対象企業や団体そのものや、そこで働く方々を批判するためではなく
地球環境保護のために協力を促すことを目的としている

活動方針の「非暴力直接行動」とは

「グリーンピース」と聞くと、日本では多く者が過激な団体を連想するが
それは、活動で用いる「非暴力行動」が、誤解されている可能性がある

環境破壊を行っている当事者に、いくら理路整然と
「環境破壊をやめてください」と伝えても
動いてくれる事は殆ど無いと言う

グリーンピースの活動のステップは

1.環境破壊の現場での調査
2.科学的な分析結果に基づいたレポートや代替案の作成
3.国連「総合協議資格」を利用して国際会議での働きかけ
4.政府・企業に対して問題点と代替案の提案

ですが、環境破壊の速度があまりに速く
政府や企業の対応が追い付いていない場合は、迅速に広く
人々に問題を伝えるため、 さまざまな行動(非暴力行動)を
呼びかけるという

非暴力行動には、オンラインで署名を集めるものから
デモやパレード、さらには座り込みなど幅広い活動が含まれる

グリーンピース・ジャパンはこの憲章に則り下記のポリシーを定めて活動をしている

「情報公開ポリシー」 (年次報告書等を通じて活動内容
ガバナンスストラクチャー、財務状況などを公開することを定めたもの)

「内部告発者保護ポリシー」 (組織内における不正などを告発した職員を
保護することを定めたもの)

「汚職防止ポリシー」 (職員が職務を通じて金銭的な賄賂等を受けることを禁じるもの)

「多様性ポリシー」 (あらゆる人を人種、出身、年齢、ジェンダー、婚姻状況、
性的指向、ジェンダーアイデンティティ、宗教、そして身体的特徴などに関係なく
平等に扱うことを定めたもの)

グリーンピースの船について

グリーンピースの最大の特徴の1つに、一般の人々が行けない所へ船で行き
目の届かないところで起こる環境破壊の現場に立ち会う活動がある

その活動に欠かせないのが、3隻の船:虹の戦士号
アークティックサンライズ(北極の日の出)号
エスペランサ(希望)号である

船名虹の戦士号は北米先住民族の伝説「虹の戦士」からつけられ
環境保護活動を支えてきた世界で最も有名な船です

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過去21年間に渡り、数多くの知られざる環境問題に光を当て、人々をつなぐ
掛け橋としてグリーンピースと一緒に世界中を航海、活躍してきた

2004年にはフランス映画「スパイバウンド」(モニカ・ベルッチ主演)でも
題材にされ、話題になった

現在の虹の戦士号は、3代目(虹の戦士号Ⅲ世)である

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